ご挨拶
当連結会計年度における世界経済は、各国 ・地域間の貿易摩擦拡大が懸念されているなかで、年度の後半にかけて減速感が見られました。また、日本においては緩やかな回復基調が続いていましたが、不安定な世界経済に伴う影響を受け、景気に陰りが広がりました。
このような状況の下、当社グループは3ヵ年中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)をスタートさせ、経営基盤の強化と収益の拡大を図ってまいりましたが、第3四半期以降スマートフォン向け、データセンター向けおよび、車載機器向けの半導体ビジネスが減速しました。
2020年3月期の見通しは、米国の保護主義的な貿易政策に伴う世界経済への影響や、さまざまな地政学リスクの高まりによる世界経済への影響等、予断を許さない市場環境が続くと予想されます。また、日本経済への影響も輸出、設備投資の低迷、為替相場の変動等、不透明な状況が予想されます。
このような状況において、2017年度を初年度とする3ヵ年の山一電機グループ中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)を策定し、「お客様が満足いただける製品・サービスを提供 できる会社」に成長することを引続き目指すこととし、この経営目標の達成にあたり「グローバルに連携し、未来につながる製品の創造」という観点から取り組んでまいります。戦略としては、「成長戦略」と「構造改革」を核に推進し、お客様のニーズに応えられる企業に成長するとともに、より一層の財務体質の強化と将来の成長に向けた経営基盤の強化を図ってまいります。
皆様のなお一層のご支援・ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
2019年6月
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